言葉というものは。


とても曖昧で、不確かなものですが。



人間は、悲しいかなコミュニケーションをとるのは言葉を使うしかないわけね。






以心伝心とまで、お互いに心が通じ合えばいいのだろうけども。



なかなか、そうはいかない。



だから、言葉を使うんだけれど。



ちょっとした語弊や、あやふやな表現で。


本人が思いもしなかったほど、相手を変化させてしまったりね。



そんなつもりで言ったんじゃない言葉が。


なんとも修復できないような爪あとを残してしまったり。


もしくは、その逆もあったり。





言葉の使い方を知っていても。


相手の気持ちが分からない人では、その言葉はただの武器にしかならない場合だってあるし。




それをいいことに、言葉で相手を脅したり。



言葉を使って、その人の人生を台無しにするような詐欺事件も起きているのね。





でも、言葉を使って褒めて欲しいし。


慰めて欲しいし。


助けて欲しかったり、癒して欲しかったり。




そんな何にでも変化する、言葉。





最近じゃ、軽い気持ちでPCに書いた誹謗・中傷で、


いつの間にか、ものすごい大きな問題になることだってあるわけだし。




僕だって、このブログに書いている言葉によって、誰かを大いに傷つけていることだってあるかもしれない。





それなら黙っていたほうがいいのか、って言ったらそうでもなくて。




「言いたい事があったら言ってみろ」と言われ。


言いたいことを言ったら、怒られたってね。



そういう世の中な訳です、えぇ。






『僕が今まで言ってきたたくさんのひどい言葉　涙なんかじゃ終わらないたくさんの出来事　全て残らず持っていけ　どこまでも持っていけよ』

とね。



フラワーカンパニーズの深夜高速の歌詞にありますが。


本当にそう思う。





なんでこんなことになったんだ、と思うこと。


よくある。



きっかけはつまらない言葉のやりとりだったり。


言い間違えだったり。


言葉の使い方を間違ったり。





脳で考えていたことを、口に出したら。


なんか、どこかで言葉が足りなくて。


どこかで余分な言葉がついてきて。



こんなに相手を怒らせた。


あんなに相手を悲しませた。





何も話さないと伝わらないし。


言葉にすると誤解を招く。






人間ってのは、なんとも不器用な生き物だと思いませんか。




頭と頭をひっつけたら、お互いの思考が分かるような生き物だったらよかったのかしら。




言い間違いなのか、確信的なのかは知りませんが。


言葉によって、この国を支えるべき人たちがテレビの中で、深々と頭を下げているのも事実。



まぁ、その行為も本心なのかは分かりませんけどね。







どこかの国には。


幸せという言葉と自然という言葉がないらしい。




その国の人たちは、生まれながらに自然の中で暮らし。

その自然の中で、運命というものに自分を託して生きているのでしょう。




その生活が全てだとは到底思えませんが。


不幸という言葉が氾濫する日本だから、幸せという言葉が存在しているのかもしれません。




でも、その不幸って言葉も。


何を基準に生まれたのかは分かりません。




不幸という言葉を背負わされているだけなのか。


幸せという言葉を掴むための疑似餌なのか。





何しろ、不幸という言葉を脱却し。


幸せという言葉を手にしたい我々日本人。




果たして具体的にどう違うのか。



それを、幸せという言葉が無い国の人にどう説明するのか。






日本語って本当に便利だと思います。



その便利性が犯罪の温床にもなっているのかもしれませんが。







過去、振り返って。





傷ついた言葉ってのは、たくさん種類があるんですが。





今でも心に残っている言葉として、すぐに浮かぶのは。





ありがとう、という言葉ですわ。








多分、言葉史上一番崇高な言葉かもしれませんね。